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第18回日本言語聴覚学会 開催報告

  数年かけて準備をしてきた本学会ですが、開催中はまさに「あっという間」で気が付いてみれば学会終了からもう数週間が経過していました。本学会に参加された皆様には期間中、有意義な時間を過ごしていただけましたでしょうか。交通の便が決して良いとは言えない地方開催であるにもかかわらず、400 を優に超える演題が集まり、参加者数約1800 人と、まさに大盛況のうちに学会を閉会することができました。「地域に開かれた、地域に愛される、地域に信頼される言語聴覚士になる。―地域包括ケアに求められる言語聴覚士の役割―」と銘打って開催した本学会ですが、これだけ多くの言語聴覚士が一堂に集うことができたのも、ひとえに言語聴覚士が置かれた現状と未来に対する皆様の関心の表れであると感じました。





 また、本学会ではデジタル抄録集やePosによるポスター発表など新たな取り組みが多い学会でした。デジタル抄録集に関しては、スマートフォンやタブレット端末を片手に会場を歩く皆様の姿を見て、大げさではありますが新たな時代の転換点に立ち会っているような、そんな気分になりました。参加された方からは「荷物が少なくなった」「パッと抄録を見ることができるのが良い」「検索が簡単にできる」などの好意的な意見を多数いただきました。同時に「使い方がいまいちよくわからない」「Wi-Fiがつながらない」などの貴重な意見もいただいており、今後の課題も見えてきました。

 期間中はさまざまな方から「一度島根に行ってみたかったんです」「明日は遊覧船に乗ってきます」「出雲大社に行ってきました」「海の幸が本当においしい!」などのお言葉を多数いただきました。私本人もさまざまな方から伺いましたし、運営スタッフもそのことを喜んで報告してきてくれていたのが私としても大変嬉しく感じました。日本屈指の庭園を誇る由志園で行った懇親会では「こんな素敵な庭園での懇親会は初めてです」「生で神楽を見ることができて感動しました」などの嬉しいお言葉をいただきました。わざわざ島根まで足を運んでくださるのだからと、学会企画段階からいわゆる「開催地を楽しむこと」をスタッフ全員で真剣に考えた結果が皆様の高評価につながったと思っています。



 本学会に参加された皆様、日夜研究を続け発表してくださいました発表者の方々、快く座長を引き受けてくださった先生方、貴重なご講演をいただいた先生方、内容の濃い企業展示をしてくださいました企業担当者の皆様、円滑な進行のためにご尽力いただきました運営会社のスタッフ様、臨床業務の傍ら、寝る間も惜しまず学会準備に携わった本学会運営スタッフ……、どこかが欠けても本学会は成立しなかったでしょう。言葉では到底言い表せるものではございませんが、第18回日本言語聴覚学会の学会長として本学会に関わられた全ての方々に心より厚く御礼申し上げます。最後になりましたが、今後とも皆様が言語聴覚士として地域に貢献していくことができますように、誰からも必要とされる言語聴覚士になれますように、心からお祈り申し上げます。

学会長 竹内 茂伸

第17回日本言語聴覚学会 開催報告

 第17回日本言語聴覚学会( 京都)は盛況のうちに幕を下ろすことができました。総参加者数は2,826名(学会参加者2,360名、特別企画参加一般市民250名、展示・協賛企業参加者216名)で、会場の「ロームシアター京都」と「みやこめっせ」は学会関係者であふれました。





 今学会はテーマ「コミュニケーション 知と技の融合 -そうだ、学会に行こう-」に沿って、講演やシンポジウムなどさまざまな内容を企画しましたが、どれも好評で満杯になった会場もありました。演題数も309題に上り、内容もかなりレベルが高いものになっており、活発な議論も展開されました。また、日本言語聴覚学会では初の取り組みとして、言語聴覚障がい者自身によるステージと情報保障を実施しました。ステージは合唱、2 グループによる歌唱、漫才、独唱で笑いあり、涙あり、感動ありで、ロームシアター京都の舞台に負けない素晴らしいものでした。情報保障は聴覚障がい者用にPC通訳を行い、サブスクリーンに投射しました。



 この学会を成功裏に終えることができたのも会員皆様、関係者、そして、言語聴覚障がい者皆様のお陰です。あらためて感謝を申し上げます。そして、この感動のバトンを熱いうちに島根・鳥取言語聴覚士会の皆様にお渡しします。

学会長 瀧澤 透

第16回日本言語聴覚学会 開催報告

 第16回日本言語聴覚学会(宮城)は、参加総数2,018名、協賛企業・団体80と、本当にたくさんの皆さんのご協力、ご賛同の下、盛会のまま全日程を終了することができました。当日は、演題会場にも展示会場にも、臨床力を鍛えんとする熱心な言語聴覚士の熱気が満ち満ちており、われわれの方が圧倒されました。ご講演くださった先生方からは「フロア外で、また学会後にも、現場に即したご質問をいただいた」といったお知らせをたくさんいただいております。また展示企業さんからは「今回の参加者の皆さんは他の学会にないほど熱心だった」と伺いました。一方で、ランチョンセミナーや特別講演、摂食嚥下集中セミナーのような多数の方々が集まった講演には冷静にお並びいただき、熱心さと礼儀正しさを同時に備え持つ参加者の皆さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。





 宮城県言語聴覚士会はまだ発足4年目を迎えたばかりであり、今回は、まるで「初めてのお使い」のような学会ではなかったかと思います。そんなわれわれが、本当に皆さんの お役に立てるような会を開催できていたのか、今でもまだ不安は残っています。しかし、ただ一つ胸を張って言えるのは、われわれが2年前に学会開催をご承認いただき、準備期間を経て、当日に至るまで、そして終わった今でも、「震災の際にいただいたご支援に対して、臨床力でお返ししたい」という気持ちがぶれたことはないことです。



 特別講演をされた柴田貞雄先生は、ST養成初期から今に至る歴史を紹介し、いかなる困難を乗り越え言語聴覚士が誕生したか、また、今後の「ST界の発展」を願い、教育カリキュラムの改革や学会のオープン化など多くの提言をしてくださいました。「挑戦する心意気を忘れてはいけない」という言葉は、世代を超え多くの言語聴覚士の心に響いたのではないでしょうか。さらにテーマに関わる3つのシンポジウム、特に、「成人の領域に携わる立場」「小児の領域に携わる立場」からでは、藤田郁代先生、山下夕香里先生にコーディネーターになっていただきましたが、各分野で長年のご経験ある先生から、今だからこそ伺える貴重なお話の数々が宝物のように会場の聴衆に届いたのではないでしょうか。

 もし、今回の学会をお褒めいただけるとしたら、そんな「絆」を、皆さんにお伝えできたことではないでしょうか。もちろん、この2日間で臨床力を鍛えることができたということではありません。学会は終了しましたが、臨床力への飽くなき探求は、むしろ今、仙台で、始まったものと思っています。来年は京都で、再来年は島根で、どれだけ臨床力を鍛えることができたか、互いに報告し合いましょう。楽しみにしております。 最後に、被災地宮城、福島、岩手各県を、今後ともどうぞよろしく支援くださいますよう、お願い申し上げます。

学会長 遠藤 佳子

第15回日本言語聴覚学会 開催報告

 6月28日、29日の2日間にわたり開催されました「第15回日本言語聴覚学会」は、大宮ソニックシティに2,500名を超える参加者が集い、盛会のうちに終了することができました。3年前に本学会長のお話をいただいた時、設立間もない私共都士会にお受けできる体制が整うか、会場はふさわしい場所を決めることができるかなど数々の課題がありましたが、都士会理事で本学会の実行委員長である東川学術局長および事務局長の役割を担った西脇副会長を中心とした実行委員会による精力的な活動が大きな原動力となり、さまざまな課題解決が可能になったことを実感しています。





 さて本学会のテーマ「言語聴覚士とはなにか~あるべき姿を再考する」は、学会長である私自身からの一つの問題提起でもありました。当初は、「言語聴覚士」にストレートに焦点を当てたテーマの決定に不安感や逡巡する気持ちもありましたが、国家資格化以降わずか十数年の間に、急激に職域が拡大し、言語聴覚士に求められる能力も専門的知識や技術にとどまらず、多職種と連携する能力、障害ある方の生活機能を的確に評価指導する能力など多様な能力が求められる時代となり、今こそもう一度、「言語聴覚士」の在り方について考えなければいけないのではないか、という切実な思いがこのテーマに結びついたのです。



 特別講演をされた柴田貞雄先生は、ST養成初期から今に至る歴史を紹介し、いかなる困難を乗り越え言語聴覚士が誕生したか、また、今後の「ST界の発展」を願い、教育カリキュラムの改革や学会のオープン化など多くの提言をしてくださいました。「挑戦する心意気を忘れてはいけない」という言葉は、世代を超え多くの言語聴覚士の心に響いたのではないでしょうか。さらにテーマに関わる3つのシンポジウム、特に、「成人の領域に携わる立場」「小児の領域に携わる立場」からでは、藤田郁代先生、山下夕香里先生にコーディネーターになっていただきましたが、各分野で長年のご経験ある先生から、今だからこそ伺える貴重なお話の数々が宝物のように会場の聴衆に届いたのではないでしょうか。

「言語聴覚士の皆さん、どうか未来に向けて着実に歩んでいってほしい。」

そんな願いがたくさん詰まった講演の数々でした。最後になりましたが、本学会開催にご協力をいただきました多くの言語聴覚士の先輩、同輩、後輩の皆様、ボランティアとして活動してくださった100 名を超える養成校の学生の皆様、その他、お一人お一人のお名前を挙げることはかないませんが、多くの関係者の皆様のご協力に心よりの感謝の意を表します。

学会長 半田 理恵子

第14回日本言語聴覚学会 開催報告

 第14回日本言語聴覚学会を「言語聴覚療法の可能性」をテーマに、6月28日・29日に開催いたしました。言語聴覚士がかかわるすべての分野について参加者と検討をしたいと考え、アドバンスセミナー6、ワークショップ2、教育講演3、ランチョンセミナー1、ブラッシュアップスタディー1、特別講演1と盛りだくさんの企画をいたしました。企画が多すぎたのではないかとも考えましたが、どの会場もたくさんの方が参加してくださり、STは知識吸収に貪欲であることを改めて認識いたしました。





 今回は、会員からも企画も募りました。北海道の訪問STのグループが手をあげてくれ、ワークショップを開催いたしました。開業についてもシンポジウムを企画しました。3人の先生のご発言後に、熱心な質問が出されていました。教育講演の吃音は約300名の方が参加してくださり、関心の高さが伺えました。

 企業展示はホテル側の部屋をとることが難しくロビー展示となりましたが、会場の移動の際に立ち寄ることができたためか盛況でした。ポスター会場はホテル側の端の部屋となり、参加者の足が遠のくのではないかと心配いたしましたが、こちらも多くの方が参加してくださいました。

 協会主催の学生セミナーでは、深浦会長のお話しの後に、北海道の養成校3校の学生が学校紹介を行いました。学生たちは初対面にもかかわらず和やかな雰囲気で、それぞれの学校の特色をだして学校紹介を行っていました。今後も継続が期待できる集まりとなりました。

 会場の都合で講演と演題発表の時間帯が重なってしまい、参加者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。それにもかかわらず、運営にご協力していただき本当にありがとうございました。学会に関わっていただいた方たちすべてに、心から感謝申し上げます。

北海道言語聴覚士会会長 小橋 透

第13回日本言語聴覚学会 開催報告

 今回の学会は、277題の一般演題の発表と約2000名の参加者で開催することができました。初めての金曜日、土曜日開催で不安でしたが、多くの方々にご来場いただき感謝申し上げます。また、不慣れなため会期中は何かとご迷惑をおかけしたと思いますが、この場を借りてお詫び申し上げます。

 さて、本学会は「言語聴覚療法の専門性を追究する」というテーマで開催いたしました。言語聴覚士は多くの国民的課題において重要な役割を果たすようになっています。これらの課題は、多くの職種のチームアプローチが必要とされており、その中で言語聴覚療法あるいは言語聴覚士の専門性を明らかにしたいと考え、テーマを決定しました。摂食・嚥下障害、認知症、発達障害、そして大規模災害への対応という4つの領域をシンポジウムで取り上げましたが、各領域における言語聴覚療法あるいは言語聴覚士の専門的役割について明らかにすることができたと思います。特に大規模災害への対応では、東日本大震災により多大な被害を受けた岩手県と宮城県の報告、現地への支援にボランティアとして参加した言語聴覚士の報告は、聴衆に共感を持って受け止められました。今後の取り組みへの示唆を与えてくれたものと思います。

 特別講演の岩田誠先生は、多くの知見を紹介しながら「ことばを操る脳の仕組」について単純明快にお話しいただきました。言語聴覚士にとっての専門性の拠り所を明らかにしていただいたと思います。教育講演の安保雅博先生は、失語症の患者さんに慢性期といわれる時期になっても大脳の機能的再構築を促す介入手段を、可能な限り集中的に併用して行うことの重要性を強調されました。また、岡山大学の福島邦博先生は感覚器障害戦略研究の成果から、聴覚障害児の現状と課題についてお示しいただきました。同時に多施設連携介入研究も実施されており、安保先生も指摘されていた言語聴覚療法の介入効果のエビデンスを示す上で参考となる講演であったと思います。各会場とも多数の参加者があり、皆さんに貢献できる内容を提供できたと自負しております。

 最後に、学会の開催、運営にあたり全面的に協力いただいた福岡県言語聴覚士会の皆様、2年間の準備で学会を成功させてくれた学科の皆さんに感謝いたします。また、様々な係として手伝ってくれた本学、福岡国際医療福祉学院、柳川リハビリテーション学院の学生の皆さんには貴重な体験になったと思います。参加された会員の皆さんの学ぶ姿勢に影響を受けた学生も多数居り、良い教育の機会になったと喜んでいます。

 来年6月、札幌で皆様と再会できますことを楽しみに致しております。

会長 深浦 順一

第11回日本言語聴覚学会 開催報告

第11回日本言語聴覚学会は6月26日(土)、27日(日)の両日、大宮ソニックシティにおいて開催されました。梅雨のさなかではありましたが、幸いお天気にも恵まれ、250題という演題の発表をはじめとする様々なプログラムが行われました。

両日で2,168名の方に会場にお越しいただきました。同じ会場で開催された第4回の本学会では、参加者数が1,000人を超えたことが話題であったことを思いますと隔世の感があり、演題数、そして来場者数も格段に多く、本学会の隆盛を実感させられました。これも偏に協会会員の皆様のご理解、ご協力の賜と厚く御礼申し上げます。

言語聴覚士が業務を行う領域は幅広く、また社会情勢や制度の変化に伴い、その業務の範囲もさまざまに変わっていきます。言語聴覚士ひとりひとりが、どこまで何ができるかということを自ら確認した上で、周囲への情報発信、広報活動を行うことが重要であると考え、言語聴覚士が実施可能な業務内容の広がりについて確認し、また新しい医学的進歩の中での言語聴覚療法の可能性を探るという思いを込めて、今年のテーマは「言語聴覚療法の展開」と設定いたしました。

特別講演の板倉徹先生は覚醒下手術や幹細胞の話など脳外科の最先端についてお話いただき、さらに言語聴覚士も言語聴覚療法を実施する際に障害の原因となっている疾病についてしっかり知っておくことが重要であるというメッセージをいただきました。
シンポジウムは医療、言語聴覚士養成教育、そして特別支援教育という3つの領域における「言語聴覚療法の展開」を考えるという企画でしたが、いずれのシンポジウムにおきましてもシンポジストの方々の豊富な経験に基づくご講演をいただき、どのような方向性で言語聴覚療法の展開を考えていくべきなのか、活発な討議が行われました。職能に関わる内容でありましたがいずれの会場も出席者が多く、関心の高さを示すものであったと思います。

どの演題発表会場でも、またポスター会場でも熱心な討議が繰り広げられており、参加した方々の熱気が伝わってきました。
学生セミナーでも様々な養成校から多数の参加があり、グループ討議が熱心に行われました。ランチョンセミナーでは銀行などの整理券のシステムを導入しましたが、それでも開場前から長蛇の列ができ、ご迷惑をおかけする一コマもありました。 1日目の最後の懇親会は毎年、学会恒例でありますが、今回は同時に、会員の皆様と協会設立10周年ならびに一般社団設立の祝賀の意味も込めたものとして企画しました。多数の皆様がご出席くださり、改めて記念すべき節目を賑やかに祝うことができました。協会設立以来の10年を見てきた者として、この機に折良く学会を開催させていただくことができ、感無量の思いでした。

学会では目白大学の言語聴覚学科の教員を中心に、埼玉県言語聴覚士会のご協力をいただきながら約2年にわたる準備をしてきました。学内では在学中に学会の手伝いをするということは滅多にない機会と考え、言語聴覚学科の学生は1年生から4年生まで、スタッフとして当日の仕事を割り振りました。昨年の倉敷でヒントをいただきましたので、学生はお揃いの大学のTシャツを着て参加しました。皆様に気軽に声をかけていただき、よく働いているとお褒めをいただくことも多く、教員としては望外の喜びでした。ありがとうございます。学生は大変、緊張したようですが、自分の役割を果たすことの大事さを学ぶことはできたようです。今後の様々な学習場面にこの経験が生かされることを祈っております。

不行き届きの点につきましてはすべて私の責任です。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
遠方を含め、各地からおいでになった皆様にとって実りある学会でありましたことを願い、来年、佐藤睦子学会長の下で開催される郡山の学会でまたお目にかかれることを楽しみにしています。ありがとうございました。

立石雅子(目白大学)

第10回日本言語聴覚学会 開催報告

 今回の学会は発表演題数251、参加者総数1716名と西日本で最初に開催した学会として十分な成果を挙げたのではないか、と考えています。会場として大学の校舎を使用したため、各会場の間に距離が遠かったり、席の出入りがしにくい、など参加の先生方にご迷惑をおかけしたことを最後にお詫び申し上げたいと存じます。全体としては大変スムーズに進行できました。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。以下、私の目から見た今学会の特徴を挙げてみます。

・インフルエンザの流行について
 今回の学会を開催する上で、最大の危機は兵庫と大阪における新型インフルエンザの流行で、会員の皆様から開催を危ぶむお声をいただいたり、展示企業が出展の辞退をしたり、開催直前まで不安な日々でした。本年度参加者数が伸びなかったのもインフルエンザの影響があったのではないかと思います。

・今回の企画について
 シンポジウムの2題に連日朝早くからたくさんの方に詰めかけていただきました。嚥下障害と失語症について長時間の企画でしが、包括的かつ情報量豊富で、他の学会に比べよく学ぶことができました。各特別講演も今回2題ずつ関連テーマを並べ、重層的な知識を得ることができました。いずれについても司会者、演者の間で積極的な打ち合わせが行われ、横で拝聴するだけで学者としての姿勢を学ぶことができました。

・一般演題について
 口頭発表会場はどこも満員で、ディスカッションも活発でした。250席の会場では立ち見が出て、さらに多数の席数を確保する必要があるようです。ポスター演題は今回口頭発表を行いませんでした。したがってポスターを読んだだけで理解できなければならないわけで、従来はデータを次々に貼っただけのポスターもありましたが、今回はわかりやすいポスターが増えました。ポスター会場では口頭発表会場に比べ詳細な質問が活発に行われました。




・優秀発表の表彰
 各口頭発表演題座長およびポスター演題運営委員から優秀賞の推薦を受け、5題の優秀な発表の筆頭著者に対し、賞状と記念品を贈呈しました。選考委員は以下の先生方でした。
優秀賞選考委員長:熊倉勇美、委員:小坂美鶴、中村光、福田章一郎

第10回日本言語聴覚学会優秀賞
 1.「重度聴覚障害者の構音について、エレクトロパラトグラフ(EPG)、異聴傾向による分析」、
   甲府城南病院リハビリテーション部、内山美保先生、他3名
 2.「Dysarthria患者の自己の発話認識に関する研究」、四国中央医療福祉総合学院、原大介先生、他1名
 3.「今、我々ができること第15報、認知症高齢者に対する脳リハビリの紹介と効果の検討」、
   医療法人敦賀温泉病院介護老人保健施設ゆなみ、寺川智浩先生、他1名
 4.「全失語と社会的行動障害を呈した外傷性脳損傷の一例、チームアプローチによる
   コミュニケーション支援と環境調整の5年間の経過」、世田谷区立総合福祉センター、中村やす先生、他4名
 5.「呼吸流量計を用いた随意咳の客観的評価と喉頭侵入・誤嚥の関連」、
   兵庫医科大学篠山病院リハビリテーション室、福岡達之先生、他4名

・アトラクションと懇親会について
 アトラクションとして高知リハビリテーション学院の学生さん33名に、よさこい踊りを1日目演題発表終了後に、披露していただきました。迫力満点の踊りに、普段は静かな大学の中庭が、一気に高知の熱い雰囲気に包まれ、多くの会員の目と耳を楽しませてくれました。それに引き続いて懇親会では、岡山の地酒と事務局スタッフによるアトラクションで大騒ぎのひとときでした。

・学会の運営体制について
 本学会は多くの専門領域を含み、会長業務を遂行する上では単に専門知識の問題だけではなく、人間関係の問題も含むため、これを一人でこなすことは困難でした。そこで本学の熊倉・福田両教授、小坂准教授および中村光岡山県立大学教授に各専門分野に関する会長業務を分掌していただき、私は大いに助かりました。今後会長をされる先生にこの方法を強くお勧めしたいと思います。また事務局は本学の講師、助教の先生方が尽力してくれました。当日のスタッフは2年から4年までの学生が担当しました。若いスタッフのアイデンティティと勤労意欲を高めるためTシャツをそろえました。

種村 純

第9回日本言語聴覚学会 開催報告

第9回総会・学会は、本年6月21・22日に宇都宮市の栃木県総合文化センターで開催され、盛会裏に終了しました。会場には全国各地から2000名を超える方々が来場され、これまでで最も参加者が多い学会となりました。

本学会の開催に際しては、本協会の役員および会員の方々はもちろんのこと、栃木県、栃木県医師会・歯科医師会、栃木県理学療法士協会・作業療法士協会など各方面の方々に多大なご支援・ご協力を賜りました。ここに厚く御礼申し上げます。

本学会ではメインテーマを「言語聴覚療法の最前線」とし、最前線ということばに3つの意味を込めました。第1は、最前線の研究や臨床の成果を発表し討議する場になること、第2は海外の研究者と交流し、最先端の研究情報を得ると同時に、国際的な研究ネットワークを強化すること、第3は言語聴覚障害がある方に対するノーマライゼーションを数歩先に進めることです。この3つの目標は今学会である程度達成されたのではないかと思います。

個人演題については、小会場では座席が足りなくなるほどの聴衆が集まり、活発な討議が繰り広げられました。演題は各種言語聴覚障害の障害構造、発生メカニズム、評価・訓練・指導法等に関する研究、養成教育、新潟県中越沖地震被災者への支援体験、ベトナムにおける言語聴覚療法の普及支援など非常に多彩であり、本分野の奥行きの広さ、臨床活動の深さをあらためて実感しました。また、シンポジウムやセミナーでは、本領域の重要課題についてまとまった発表があり、非常に充実した討議が行われました。

個人演題の内容に関しては、臨床と直結した貴重な発表が多く、大いに刺激されました。わが国の言語聴覚士の約70%は20~30歳代であり、発表者も比較的に若い言語聴覚士が多かったように思います。発表演題の中には研究方法の洗練がもう少し望まれるものもありましたが、多忙な臨床活動の合間を縫って研究を続けられた方々に心から敬意を表したいと思います。同時に、今後の学問的発展の担い手になる、若い言語聴覚士の研究活動をサポートする体制を整えることが急務であると思いました。

今学会では、海外から4名の講師を招き、認知神経心理学および言語聴覚障害学の第一線の研究を紹介して頂きました。英国のKaralyn Patterson博士とMA. Rambon Ralph博士には、脳病変によって生じる意味障害の解析を通じて、脳内で意味がどのように表現され、処理されるかについて最先端の研究成果をお話し頂き、深い感銘を受けました。韓国のYoon Mi-Sun博士には「韓国における言語聴覚療法の現状と課題」、香港のKathy Y。S。 Lee博士には「聴覚障害児のハビリテーション」について講演して頂き、両国の言語聴覚障害学の現状と今後の方向性について多くの情報を得ることができました。

海外の研究者との交流は、わが国の言語聴覚士の役割と課題を浮き彫りにしてくれます。本学会をひとつの契機として、言語聴覚障害研究の国際連携が進み、国際社会で活躍する言語聴覚士が増えるよう、心から願います。

今回は、言語聴覚障害がある方へのノーマライゼーションが進むよう、一般市民や高校生を対象とした企画をいくつか設けました。まず、市民公開講座としてノンフィクション作家の柳田邦男氏に「心が通い合うコミュニケーション」と題し講演していただきました。命と死にどのように向き合うかについて淡々と語られる先生のことばに目頭を熱くして聞き入っている聴衆が多く見られた素晴らしい内容の講演でした。また、言語聴覚士の活動を紹介した展示コーナーには高校生や一般市民の方々の来場があり、言語聴覚士という職種があることを始めて知った、もっと知りたいなどの声が寄せられ、会場は盛り上がっていました。

学問の進展は一人の天才によってもたらされることは少なく、大抵は多くの人々がそれぞれの観点から小さな研究を積み重ね、分野全体の研究成果がある閾値に達したとき大きな展開があるように思います。本学会における若き研究者や臨床家の探究心の高まりを見ていますと、言語聴覚障害学領域の「閾値のとき」は着実に満ちてきているように思います。 最後に、本学会をご支援頂き、ご参加くださった会員の皆様に心から御礼申し上げます。

学会長 藤田郁代(国際医療福祉大学言語聴覚学科)

第8回日本言語聴覚学会 開催報告

皆様ありがとうございました。お陰さまで第8回日本言語聴覚士協会総会・言語聴覚学会を盛会裏に終了することができました。これも会員はじめ、多くの皆様のご協力の賜物と心から感謝申し上げます。また、総会・学会の運営に際しましては、静岡県言語聴覚士会の皆様に多大なご協力をいただきましたこと、大変にありがたく深く感謝申し上げます。

演題申込み締め切り間際には演題の登録も少なく、学会の開催について心配をしておりましたが、理事、評議員ならびに都道府県士会連絡協議会の皆様方のご協力により、大変沢山の演題登録をいただきました。発表演題数はポスター発表も含め約220演題と過去最高ではないかと思います。会場などの都合から、口演発表からポスター発表に移動していただき、ご希望に添えなかった方も多くあったかと思いますが、どうぞご容赦ください。また、当日は多くの皆様に参加いただきました。参加者は運営スタッフ含め約1900名でした。

私たち言語聴覚士はさまざまな領域に位置づけられ、担うべき役割も年々大きくなっています。社会の期待に応え、専門職としての責任を果たすためには質の高い臨床実践とたゆまない研究活動、職能活動が欠かせません。そこで、このたびの学会のテーマは言語聴覚療法の更なる普及向上を目指して~目標志向の臨床実践~としました。このテーマに沿ってプログラムを構成いたしましたが、いかがだったでしょうか。

特別講演としては脳学者の茂木健一郎先生と嚥下障害で活躍されている藤島一郎先生にご講演をいただきました。

脳科学は言語聴覚障害とは極めて関連の深い領域でありますし、摂食嚥下障害は臨床業務の中で大きな部分を占めるにいたっています。両先生の講演は示唆に富んでおり、新たな視点から臨床や研究に活かすことのできる内容であったかと思いますし、多くの方に満足いただけたのではないかと考えております。

シンポジウムは学会テーマにそって、リハビリテーションの各過程における臨床の展開やあり方について急性期、回復期から維持期の2テーマを、また小児・聴覚障害領域については現状と課題について発表と討論をしていただきました。会場には大変に多くの方がつめかけ、熱心にきいている光景を目の当たりにして、関心の高さが伺われました。短期集中リハビリの促進や医療保険と介護保険の明確化が推進される状況にあって、言語聴覚士も急性期や慢性期において果たす役割を明確にすることが求められています。今回の内容が少しでも皆様のお役に立つことを願っています。

新たな試みとしては、ランチョンセミナーと学生交流集会、臨床上の工夫についての指定演題募集を行いました。ランチョンセミナーは大塚製薬の協力を得て開催した学会初の企画です。NSTに関するテーマでしたが、当初予定した参加者数を大幅に超過し、立ち見で参加された方も多く見受けられました。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。

また学生交流集会は言語聴覚士養成校の学生を対象にした企画で、学会に参加しても総会の時間は発表や講演がないため、それを補う裏番組として考えたものです。また学生時代から学会の雰囲気を体験してもらい、学習の動機に、そして将来の研究活動に結びつけることを期待したものでした。初めての企画で、かつ年度の途中にかかわらず、大変沢山の学生諸君に参加いただきました。交流集会には約250名の参加があったと思われます。交流集会は雰囲気よく進行したようで、楽しかったとの感想がきかれました。概ね好評であったようです。

臨床上の工夫は効率的な臨床の実践が求められていること、また言語聴覚士は若い年齢層が多く、かつ1~2人職場に勤務する方が多い状況にあることから、皆様が臨床場面で日々工夫し実践している内容を紹介いただくものです。検査、訓練、業務管理まで広い内容の発表がありました。協会ニュースにも順次掲載していただければ、より多くの会員のために役立つものと思います。  初日の午後には第8回日本言語聴覚士協会総会が開催され、平成18年度活動報告・決算報告、平成19年度活動方針・予算案、ならびに第10回日本言語聴覚士協会総会・日本言語聴覚学会長に関する件など、すべての議案が承認されました。詳しくは協会ニュース44号をご覧下さい。

最後となりましたが、このたびの学会運営については事務局として全面的に、しかも精力的に支えてくださいました立石恒雄先生はじめ本学教員の先生方に深謝いたします。また運営にご協力いただきました静岡県言語聴覚士会の先生方に、そして本学学生諸君に感謝いたします。

多くの皆様に支えられて、皆様の力を感じての学会でありました。学会長としてはいたらない点も多々あったかと思いますが、今学会が言語聴覚療法の発展に少しでも貢献できれば幸いです。次期学会は藤田郁代学会長のもと宇都宮市で開催されます。今回の学会を越えるように皆様のご協力をお願いいたします。それでは来年は宇都宮市でお会いしましょう。ありがとうございました。

聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部 長谷川 賢一



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